産業廃棄物中間処理業者のお客様より、「フォークリフトのマスト辺りから油が漏れてくるとの事で、工場内まで出張で 修理をお願いしたい。」とのご連絡を頂きました。
マスト間のチルトシリンダーラインの油圧ホースより、油漏れを確認。経年劣化によるもので、ひび割れを起こしていました。フォーク(爪)を上下させる度に油が滲み出てくる状況で、早期の油圧ホース交換が必要と判断しました。
マスト間の油圧ホースは、上下させる度に、油圧ホースが滑車で擦れ、激しく湾曲します。数年間使い続けることにより、湾曲の外側からひび割れが起こります。
マスト間のチルトシリンダーホースを交換する際の注意点は2つ。
1つ目は、本体側のコントロールバルブ(操作弁)に繋がる側の配管が細く、口金を取り外す際にスパナで強い力を加えると、ひび割れは、曲がりが起きてしまう為、慎重な作業が要求されます。
2つ目は、油圧ホースを製作する際、既存の油圧ホースはマストの上下稼動を繰り返すことにより、数センチ伸びてしまいます。新たに製作する油圧ホースは、予め数センチ伸びていることを想定して、短く仕上げます。そうする事によって、新しい油圧ホースを取り付けた際に、たるみが無く、スムーズに動きます。
作業時間は、1時間程で終了しました。
<修理詳細>
修理機械:三菱ロジスネクスト(旧三菱リフト)FD25D
使用部品:NWP210-9 両端金具付き 2本
修理内容:油圧ホースの交換修理
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