「ミニショベルのどこかで作動油が漏れているかもしれない。原因箇所の特定も含めて出張で見に来てもらいたい。」とお客様より修理のご依頼が入りました。
現場は住宅街にある解体現場です。雨上がりで土がぬかるむ中にIHI(石川島)のミニショベル40Zが停車していました。
走行モーターのフレームを外すと中には土がぎっしりと詰まっており、このままではモーター部分も、油圧ホース部分も確認できません。そこで、土を取除く作業から取り掛かりました。
IHI(石川島)のミニショベル40Zかあr土を取除いて現れたのは、サビついた金具・アダプターがついた走行モーターホース。油圧ホースを1本1本確認してみると、劣化とこすれから作動油漏れを起こしている箇所が見つかりました。どうやらフレームへのこすれに原因であったようです。
IHI(石川島)ミニショベル40Zの走行モーターホースが激しく劣化している様子が伺えたので、4本とも交換することになりました。
取外した油圧ホースをサービスカーに持ち込み採寸をし、金具を選定しました。今回製作した油圧ホースは210Kg圧と140Kg圧の油圧ホースです。それぞれの油圧ホースの両端に 雌平行ネジ30°オスシート の金具を取り付けてアッセンブリ(加締め)をしました。
更に、IHI(石川島)ミニショベル40Zの走行モーター側についている4つのアダプターも全て新しく取り替えました。
サビた金具も新しくなり、IHI(石川島)ミニショベル_40Zの走行モーターホースはご覧の通りピカピカに!
新しい油圧ホースには、こすれの再発防止のために板ゴムを巻きつけて保護しました。
土を取除くのに少々お時間をいただいてしまいましたが、お客様に喜んでいただけて安心いたしました。
これからもタフな作業に負けずに頑張ってもらいたいです!
再発防止のためのひと工夫。
現場で動き続けるために全力のサポート!