キャタピラー(CAT)311C【豊田市】走行ホース交換

走行まわりから油漏れ。金具が腐食して折れて外れてしまった!

常連のお客様より、「走行まわりからオイル漏れしてるから直しに来て」と電話が入りました。
現場は豊田市の山奥。現場の地図や詳細は、本社へFAXして頂き、現場へ。

現場へたどり着くと、道路のコンクリートに油が漏れていて、走行まわりから油漏れをしているのが一目で分かる状態でした。
CAT311C

キャタピラー(CAT)311Cの足回り。キャタピラーの内側部分。
大抵、隙間から土や泥が入り、埋もれている部分。
お客様がカバーを外し、土や泥などをよけ、見える状態にしておいてくれていました。

今回、漏れいたホースは、1速2速切り替えホース。
油圧ホースは腐食して金具部分が折れていました。
CAT311C
折れて機械側に残ったナットはかなり腐食しており、取るのが少し大変で、
機械に付いたままだと力が入らないので、一緒についているアダプターごと機械から外しました。
外でナットを外し、また、アダプターは機械へ戻す。という方法を取りました。
ただ、アダプターにはスプールという部品が入っており、アダプターを外すとスプールが落ちてきてしまいます。
それを無くしてしまうと、動かなくなってしまうので、慎重に作業をしました。

油圧ホースを外したら、サービスカーで新しいホースを製作します。
圧力140K、サイズが3分(9φ)のホースで、長さが1930cm。
両端の金具には、ORの金具を付け、片側ストレート。片側90°の金具を使用しました。
キャタピラー部分から、重機の中心部までホースを通して、取り付け。
たくさんの作動油が漏れたので、作動油を補充し、試運転をして、1時間半程で作業終了です。

知識と経験を駆使し、
確実にすばやく直します!