お得意先のお客様より、慌てた様子で「重機から作動油が漏れたから早く来てほしい」と油圧ホース出張修理ご依頼のお電話が入りました。
今回の油圧ホース出張修理は発電所の解体現場で稼働する日立(HITACHI)ZX480LCK-3の修理です。
長期にわたる解体作業のため、度々油圧ホース出張修理のご依頼をいただいております。
現場は、火力発電所の敷地内という事もあり、作動油の管理には一層厳しいルールがあります。
お客様よりご指定いただいた時間に現場に到着すると、既に油圧ホース出張修理のサービスカーの停車場所と修理のスペースをご準備くださっていました。
修理箇所は、日立(HITACHI)ZX480LCK-3のスイベル~コントロールバルブにかけて伸びている油圧ホースの内1本です。
修理対象の油圧ホースは1本ですが、作業スペースからサービスカーの停車場所までは距離があります。
何往復もする、となると大変時間がかかってしまいます。
修理対象の油圧ホースの状態から必要な工具一式を想定し、一往復で準備をしました。
日立(HITACHI)ZX480LCK-3の修理を少しでも早く終わらせ、お客様にお引き渡しをすためです。
更に、作動油の管理に大変厳しい現場ですので、いつも以上に注意を払いながら作業を行いました。
日立(HITACHI)ZX480LCK-3のコントロールバルブで漏れた作動油は、機体を通って機体下の地面へとこぼれ落ちてしまいます。
作業を開始する前には、キャタピラー(履帯)の間の地面にオイルマットを敷き詰めてから修理作業を開始しました。
油圧ホース交換終了後の試運転は、敷地内で作業機を操作するには運転免許の他にも特別な許可証が必要です。
よって、お客様自身に日立(HITACHI)ZX480LCK-3の試運転をしていただきました。
作動油の補充もお客様自身に行っていただきました。
その後に他の油圧ホースに不備がないかを細かく確認し、修理は終了しました。
無事に修理完了を確認すると、「いつもありがとう、敷地内に常駐していて欲しいなぁ」とのお客様の声が。
休みなく稼働する建設重機の油圧ホースはどんな時に油漏れを起こし、修理が必要となるかわかりません。
油圧ホースの劣化・外傷・作業中の擦れなど、あらゆる状況を想定し、可能な限りの対策をアドバイスする事も心掛けています。
残念ながら常駐は出来ませんが・・・お客様のご依頼があれば、可能な限り短時間で現場へ急行し、アフターフォローも含めて適切に修理対応をいたします!
油圧ホース修理サポートのサービスカーには厳選された金具・アダプター・油圧ホースが積まれています。
これからも「修理できないが無い」現場解決力を追求していきます。