この日は重機リース会社様のリース機のメンテナンスに伺いました。
事前にお見積りを済ませ、劣化した油圧ホースを交換するお約束です。
ユーザー様に貸し出す前にリース機を万全の状態にしておくのです。
対象機は住友建機のバックホー・SH200-3で、交換する油圧ホースは全部で5箇所9本。
- アームシリンダー根本ホース2本
- バケットシリンダー根本ホース2本
- スライドシリンダー根本ホース2本
- スライドシリンダー中間ホース2本
- スライドシリンダーホース1本
上記の数字は交換した順番でもあります。
油圧ホースを取外す前に、オイル(作動油)が溜らないよう住友建機のバックホー・SH200-3の底盤を外しておき、その下にオイル(作動油)受けをスタンバイ。
更に、ブーム根本側からだと機体にオイル(作動油)がかかってしまうので、コントロールバルブ側(作業席回りにある)から外していきます。こうすることで事前に準備していた底盤下のオイル(作動油)受けにオイル(作動油)を落とし切ってから完全に油圧ホースを外すのです。オイル(作動油)はこぼさないに越したことはありません。
交換箇所が多いので間違えない様、各部位ごとに油圧ホースを「外す」→「着ける」を繰り返します。
単純な事ほど手間を惜しまず、丁寧に作業をすることで事故・故障の防止に努めています。
住友建機のバックホー・SH200-3の油圧ホース交換が終わり、試運転の後に洗車機で磨いてお引渡しをしました。
現場にでる前にリース機をメンテナンスしておくことで、現場での事故が防げます。
機器の信頼、しいては会社の信頼に繋がります。
リース会社様の信頼強化のため、しっかりと点検いたします。