「コントロールバルブ周りから作動油が漏れているので、修理に来てくれないかな。他にも交換した方がいい場所がないか点検してもらいたいんだ。」とお得意様より出張修理のご依頼が入りました。
大府市にある採石場の現場に到着し、早速コマツ(KOMATSU)PC200-8を確認します。ブーム根元の油圧ホースの内1本が劣化により破裂し、作動油が漏れだしていました。
4本並んだ油圧ホースの一番左の根元が破れており、機体に作動油が漏れ出て溜っていることが写真を見るとわかると思います。
コマツ(KOMATSU)PC200-8のブーム根元油圧ホースを1本1本細かく確認してみました。
すると、破裂した油圧ホースの他に劣化により状態の良くない油圧ホース2本を発見。このまま使い続けて劣化が進み、破裂してしまえば...そう、今回の様に作業を中断して修理に時間を当てなくてはいけません。
お客様に油圧ホースの状態を説明し、合計3本の油圧ホースを交換修理することになりました。
コマツ建機PC200-08の油圧ホースの交換修理が完了。保護材もしっかり取り付けました。
左から2本目以外が交換した油圧ホースです。
コマツ(KOMATSU)PC200-8のブーム根元には280kgの油圧ホースを使用しました。
金具はコマツフランジスタンダード、同じくコマツフランジスタンダードの90°を加締め(アッセンブリー)て製作しました。
修理終了後、「ありがとう~」と言ってくださるお客様。
より長持ちするように油圧ホースの製作・取付けをし、お客様のお手伝いができていれば幸いです。
修理箇所だけではない!
点検から劣化予備軍を見つけ出し、重機の稼働停止を防ぐ!