建設機械メーカーのお客様より、「コマツPC200-10型の腹下(エンジンルーム下部)より、燃料らしきものが、ポタポタと漏れてきている。一度、見に行ってもらえないでしょうか?」との、お問合せを頂きました。
エンジンの真下当たりが、少量ではあるが、油漏れの形跡があり臭いを確認した所、燃料であることが判明。
アワメーターの数値からも判断し、燃料ホースの経年劣化を疑いました。
すぐにボンネットを開け、燃料エレメントにつながる ホースを確認した所、予想は的中。
燃料漏れを目視いたしました。
エンジンから燃料エレメントにつながる油圧ホースが熱劣化によってクラック(ひび割れ)が生じており、燃料漏れを 起こしていました。
ホースは硬化しており、触ると「パリパリ」と音を立てて割れてしまうような状況でした。
油圧ホースの外面チューブは、耐候性に優れていますが、エンジン回りのような、高温な場所では、数年を経過すると、どうしても熱劣化が原因で硬化して割れてしまいます。
コマツ製PC200の燃料エレメントホースは、機械内部を複雑に取り廻されており、数か所にクランプ(ホースを固定する金具)が付いています。その為、通常の油圧ホースに比べて、交換には時間がかかってしまいます。今回のホースには9か所のクランプがあり、すべて現状復帰し、1時間30分程で作業を終えました。
「これで安心して作業が出来ますよ。ありがとう。」と、嬉しいお言葉をいただきました。
<修理詳細>
修理機械:コマツ PC200-10
使用部品:SWP140-9-2150L 両METST ×1本
修理内容:油圧ホースの交換修理
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