「ホースが漏れた!」と現場の作業員の方から連絡が入りました。
とても勢いよくホースが弾けてしまった様で、お客様も「急いで!」とのこと。
すぐ現場へ直行し、連絡から1時間程で現場到着。
現場にたどり着くと、辺りは作動油の海。
破れた場所は、ポンプの横に付いている、サイレンサー(音消し)ホース。
おそらく日立建機日本(HITACHI)ZX240パワーショベルを稼働中に油圧ホースが弾け、
破れた場所がポンプ近くなので、運転手は稼働音で油圧ホースが破れたことに気付かず、
少しの間、そのまま動かしてしまった事で、作動油がかなり飛び散ってしまったのだと思われます。
すぐに修理に取り掛かります。
劣化により油圧ホースが硬化し、亀裂が入って、そこから漏れたことが分かります。
金具は油止めのメクラを合わせてORのユニファイ金具と判別。
もう片側のフランジは、外径等を採寸してSSFのフランジと判別。
油圧ホースの圧力はポンプの油圧ホースと同じ圧力の280Kにし、
油圧ホースのたわみ、フランジ金具の取り付け角度等を気をつけながら、
サービスカーで新しい油圧ホースを製作します。
新しい油圧ホースが完成したら、日立建機日本(HITACHI)ZX240パワーショベルに取り付け。
最後に漏れてしまった分の作動油を補充し、1時間程で作業完了です!
知識と経験を活かしてスムーズな修理を!
素早い現場復帰を可能にします。