お客様より出張依頼の電話が入りました。
「フォークリフトのハンドルを回すと油が噴き出て動かせないから修理に来てほしい。」と。
現場はお客様の工場内。
日産(NISSAN)FJ02のフォークリフトが、作動油が漏れて立ち往生している状態でした。
今回、作動油が漏れてしまっていたのは、ステアリングシリンダー特殊配管の金具が加締められている油圧ホース。
日産(NISSAN)FJ02フォークリフトから取り外し見てみます。
油圧ホース部分は劣化で破裂していました。
早速、新しい油圧ホースの製作にあたりますが、
ステアリングシリンダー特殊配管の金具はありません。
特殊配管部分も油圧ホースに変えてしまう。という方法もありますが、
どうも調子が悪くなってしまうため、配管を再利用する方法を取りました。
配管と加締め部分のギリギリの辺りでカットをし、油圧ホース側を新しく製作します。
配管と新しく製作する油圧ホースを接続するために、ナットスリーブを使用します。
なので、油圧ホースに加締める金具の片側は、ナットスリーブと接続出来る、くい込みの金具を使用(横浜:GKC 6074-0406)。
もう片側は90°に曲がったミリネジの金具を使用(横浜:GKC MT90 9AAB)しました。
完成した新しい油圧ホースを、特殊配管とナットスリーブで接続させ、
それを日産(NISSAN)FJ02フォークリフトに取り付けて、3時間程で作業完了です。
作業完了をお客様に伝えた所、
実は、どうしても今日中に日産(NISSAN)FJ02フォークリフトを動かさければならない状況だったらしく、
とても喜ばれていました。
熟練の知識と経験で、
柔軟に修理をいたします!