新車ホイールローダー966M【弥富】油圧ホース保護材パイロジャケット装着

油圧ホースを破損によるパンク・油漏れを防ぐため、外装保護(保護材や補修テープを施工)し劣化を抑えます。

キャタピラーのホイールローダー966Mの中折れ~前側の油圧ホース全部に、熱に強い保護材を巻いて欲しい
と、お客様から依頼を受けました。

より作業を無駄なくスムーズに行えるよう、お客様と打ち合わせを行い、直接キャタピラーのホイールローダー966Mを見て、手順や材料を確認しました。

このキャタピラーホイールローダー966Mはマグマの様な熱い物が流れる環境の中で使用される予定で、そんなハードな環境で油圧ホースを守るため、パイロジャケットという保護材を選択しました。パイロジャケットは260℃の熱まで大丈夫だと言われています。一時的なら1640℃の熱まで耐えれられます。

後日、打ち合わせ通り時間のかかる作業になるので2人で現場へ入りました。

何十本もある油圧ホース、1本ずつ順番に、油圧ホースの片側を重機から外し、油圧ホースの中にある作動油がこぼれないよう、バケツやオイルマットで受けながら、すばやくメクラ(油止め)で蓋をします。そして長さを合わせた保護材パイロジャケットを油圧ホースに通して、ホースバンドで固定をし、またメクラ(油止め)を外して、油圧ホースを重機へ固定します。

この作業を約30本。

途中、油圧ホースを重機に固定するクランプがあちこちに付いています。そこに保護材パイロジャケットを取り付けるとホースが太くなってしまい、クランプに付かなくなります。なのでその部分は保護材パイロジャケットをカットし取り付けていきました。

また、2本の太い油圧ホースだけは、重機から外してしまうと大量の作動油が出てしまうので、石綿インサルテックス(耐熱クロス)を巻いて、油圧ホースを取り外さなくても良い方法を取りました。

大変な作業でしたが、これでハードなコンディションも安心です!