建設機械メーカーのお客様より、「採石場の現場で、腕周り(アーム横)の油圧ホースが破裂したので、至急現場で交換して欲しい。」とご依頼をいただき現場へ急行しました。
現場に到着後、機体「日立建機0.25バックホー ZX80LCK-3」の状況を確認したところ、
バットシリンダーホース右側(ボトム側)の油圧ホース外面ゴム(外面チューブ)がめくれ、
中側のワイヤー(補強層)も錆びて切れており、作動油が漏れ出している状態でした。
原因は、補強層ワイヤーが錆により劣化し、切れ・バースト(破裂)を起こしている状態で、
口金付近の油圧ホースには、多数のひび割れが見られ、
雨水が内面ワイヤー(補強装)に浸透した事で、錆に繋がったと考えられました。
早速、バケットシリンダーホースの交換作業に取り掛かりました。
継手金具のOリングが固着しておりネジが硬化していた為、浸透剤(潤滑油)をネジ部に浸透させて、ナット部分を軽く打撃しました。
強引にネジを外そうとすると、ネジ山の破損や配管のひび割れなどに繋がってしまう為、
細心の注意を払い作業を行いました。
ベテランスタッフが最短30分程度で作業が終了。
交換作業終了後は、周囲に飛散した作動油を中和剤で清掃し、
作業完了とホース破裂の原因を報告させていただき、
今後の対策として、定期点検の重要性もご説明させていただきました。
お客様からは、「素早い対応で、機械をあまり止めず済んだので助かりました。」と喜びの声をいただきました。
<修理詳細>
修理機種:日立建機0.25バックホー Z X80LCK-3
使用部品:210k-12 両端金具6028スプリング付
修理内容:バケットシリンダーホースの交換修理
知識と経験を活かしてスムーズな修理を!
素早い現場復帰を可能にします!
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